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    “大不況を乗り越えた繊細なガラスたち” ディプレッショングラスの力強さに魅せられて。

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      みなさんは、ディプレッショングラスという言葉を

      聞いたことがありますか?



      ディプレッション…聞き慣れない言葉ですが、

      ディプレッショングラスは、アメリカンコレクタブルを語る上では

      欠かせないアイテムだと思います。



      当店の商品にも、ディプレッショングラスと呼ばれるものがあるんですよ。

      こちらの、インディアナグラスの商品もそうです。



      インディアナグラス ホワイトホール ゴブレット



      今日はこのディプレッショングラスについてお話してみたいと思います。





      世界恐慌を生き残ったガラス。
      ディプレッショングラスの“ディプレッション”とは、何を表すのでしょうか。

      あまり危機馴染みのない言葉ですが、

      みなさんは“世界恐慌”というのをご存じですか?



      ディプレッションとは、英語でこの“世界恐慌”のことを指します。





      世界恐慌とは、世界的規模で起きる経済恐慌、

      いわゆる大不況のことを言いますが、

      一般的に“世界恐慌”と言うと、

      1929年にニューヨークで起こった“世界恐慌”のことを指すようです。



      ディプレッショングラスというのは、まさにその時代に生まれた

      プレスガラス製品の事なのです。



      ヘーゼルアトラス カプリ ディプレッショングラス

      こちらのヘーゼルアトラスのカプリシリーズもディプレッショングラスと言われています。





      発展からどん底へ
      プレスガラス製品は、機械が発明されてから1900年初頭にかけて低コストで大量に作られました。

      この時代は、アメリカのガラス産業にとって

      とても勢いのある、発展を感じる時代だったと言えます。



      しかし、1920年頃からその勢いは衰えはじめ、

      各会社は人員削減やガラスの厚みや色を薄くしたりして会社の存続方法を試行錯誤しました。

      (結果、この時代のガラスは色も厚みも薄いものが多いということになります。)



      そんな時、1929年に起こった世界恐慌。

      世界的な大不況を迎え、暗い時代に少しでも世の中を明るくするためにと、

      色鮮やかな製品が作られたという背景もあったそうです。



      ガラス産業も大きな打撃を受け、合併などで社名が変わったり、

      他の会社とデザイン(ガラスの型)を共有したりすることが頻繁にありました。





      違う時代に作られた ディプレッショングラス
      現在、コレクターの間で『ディプレッショングラス』と呼ばれているものは、

      1920年〜1970年の間に作られた製品のことを指すようですが、

      実際には、1929年~1935年の大恐慌時代と

      生産された時期が重なっているプレスグラスが

      ディプレッショングラスなのだそうです。



      インディアナグラス サンドイッチ ティアラ

      こちらもインディアナグラス社のティアラというシリーズのサンドイッチパターン。



      それ以外の時代に作られた物で『ディプレッショングラス』と呼ばれているものは、

      当時人気があったパターンが当時の型を利用したりして、

      その後に再生産されたもの。

      数が少ないのと、現代から見てビンテージであることから

      それなりに価値もある、というわけです。



      ファイヤーキングの会社のディプレッショングラス
      みなさん御存じのファイヤーキングにも、ディプレッショングラスがあるんですよ。

      正しくは、ファイヤキングが生まれる前の

      アンカーホッキング社がホッキンググラス社という名前だった頃に作られた製品です。



      現在、サファイアブルーで人気のあるフィルビーというシリーズがそれにあたります。



      ファイヤーキング サファイアブルー フィルビー マグ



      フィルビーシリーズが最初に製造されたのは1937〜38年。

      その後、1941年にファイヤーキングのサファイアシリーズとしてフィルビー柄が復活したのです。



      試行錯誤して生き残った 美しいガラスたち
      経済状況や時代背景によって、

      色やガラスの厚みが変わったり、

      違う販売元の製品で同じデザインの物があったり…。



      ディプレッショングラスには、アメリカの歴史が反映されているという魅力があり、

      それがコレクターを魅了しているのです。



      現在、当店で販売しているディプレッショングラスはこちらになります。↓↓↓

      インディアナグラス ティアラ サンドイッチ アンバー ゴブレット

      インディアナグラス ホワイトホール タンブラー アボカドグリーン

      インディアナグラス ホワイトホール タンブラー アボカドグリーン

      インディアナグラス ホワイトホール タンブラー アンバー

      インディアナグラス ホワイトホール タンブラー アンバー ▲訳あり 格安

      ヘーゼルアトラス カプリシリーズ 一覧



      インディアナグラスの製品は、私もいくつか持っていますが、

      独自の重さと高級感があって とても使いやすいです。

      何しろ、こんな時代背景があるにも関わらず?

      とってもかわいいので、使うたびにご満悦なのです。



      あなたもぜひ、かわいくて奥が深〜いインディアナグラスを

      生活に取り入れてみてはいかがですか??































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