みなさんこんにちは。
今日は、久しぶりの『
ファイヤーキングの種類』についてのブログです。
毎回、種類の紹介は、“長編ブログ”と名打って書いていますので、少し文字が多くなりますが よろしくお付き合いください。
ファイヤーキング好きの方は「そうそう、このシリーズ好きなんだ〜!」的な感じで楽しんでいただき、これから集め始めようとしている方には種類選びの参考になれば、幸いです。
ファイヤーキング クリアガラスの歴史
まずは、さらっとファイヤーキングのクリアガラスが生まれた背景について。
実は、ファイヤーキングブランドを生み出したアンカーホッキング社は元々クリアガラスを作っていた会社なので、生れた背景というよりも、そもそも最初に作られていたのは クリアガラスのシリーズなんです。
通りで、ジェダイなどの人気のミルクガラスシリーズに引けず劣らず、クリアガラスシリーズも豊富なカラーバリエーションと個性的な形の物が多いはずですよね。
私は元々、透明感のあるガラスの色が大好きなので、ファイヤーキングのクリアカラーシリーズの物も大好きです。
では、早速種類の紹介を始めましょう。
サファイアブルー
元々はアンカーホッキング社で製造されていたサファイアブルー。
ファイヤーキングの誕生が1942年なのですが、それよりも早く作られていた物もあります。
そういった物には、
刻印が無かったり、ただのブロック体の刻印があるものがあります。(デザインされたロゴでは無い物)
よく、
刻印がないから偽物?と思われたりするのですが、刻印が無くてもちゃんとファイヤーキングです。
むしろ刻印無しの物の方が高い場合があります!
サファイアブルーで特に人気があるのが、フィルビーという、独特な美しいエンボス模様が入ったシリーズ。
画像1は、そのフィルビー柄のキャセロール。
画像2は大人気のフィルビー柄のマグカップになります。
ファイヤーキング好きの人には、ジェダイもそうですが、フィルビー柄に魅せられた人も少なくないのではないでしょうか。
それくらい、美しい模様なんです。
フィルビー柄については、また今度ブログで詳しく紹介したいと思います。
クリスタル
いわゆる透明なガラスですが、クリスタルなんてかわいらしい名前がついています。
単なる透明ガラスのシリーズだと侮るなかれ。
クリスタルシリーズには、スタンダードなシンプルなシリーズの他にも、
サンドウィッチ柄やバブルなどその透明感と形を生かした かわいくて個性的な物がたくさんあります。
画像3はシンプルなクリスタルのカスタードカップ。深さが浅いものと深いものがあり、こちらは深い方です。
画像4はマンハッタンシリーズのボウルピッチャー。横ラインのマンハッタンの他、縦ラインのリブドなどがあります。
フォレストグリーン
素敵な名前がついたフォレストグリーン。
深い緑色の癒し系です。
次に紹介するロイヤルルビーとは、同じ時期に作られていた名コンビ。
同じ種類の物が多いため、色違いで揃えてもかわいいです。クリスマスなんか特に。。。
画像5は、当店でも販売中の
チャームシリーズのサラダプレート。
画像6はバブルシリーズのシュガー&クリーマー。
マグやコーヒーカップはジェダイを使って、周りの小物はフォレストグリーンで揃えるというのもおススメですよ!
ロイヤルルビー
フォレストグリーンの相方(勝手にコンビにしてしまいましたが 汗)のロイヤルルビー。
癒し系なフォレストグリーンに対し、こちらは
情熱的な赤!でございます。
他にはない、独特な色。
この色に魅せられる方も少なくないはず。
まさにロイヤルな気品のあるカラーです。
このワイングラスとプレートにワインとチーズを揃えておもてなししたら…かっこよすぎると思いませんか?
憧れるなぁ…
画像7はアシュトレイ。3本足のかわいいヤツです。
画像8はブーピーと呼ばれているシリーズの、ウォーターフテッドグラスです。ブーピーシリーズ、ぽこぽこの水玉がかわいいおススメのシリーズです。
アンバー・ライトアンバー
琥珀色が渋いアンバー。
こっくりとした色合いがコーヒーにぴったりマッチします。
そのためか、人気があるのは画像9のキンバリーのマグ。
アンバーにも、色が薄いと濃いのがあり、薄いのはライトアンバーと呼ばれています。
どちらのキンバリーもレアな種類に入ります。
アンバーと言うと、もう少し黄色がかったレトロ食器でもよく見られるアンバーカラーという印象ですが、こちらの方が焦げたような色というか大人な琥珀色というイメージの色です。
画像10はライトアンバーのキンバリー。色の違いがわかると思います。
デザートゴールド
アンバーよりも黄色味が強い、デザートゴールド。
こちらの方が昭和レトロ食器のアンバーと呼ばれているカラーイメージに近いですね。
きんもくせい色といいますか…かわいい色です。レトロな雰囲気があります。
デザートゴールドでご紹介したいのが、
サンドウィッチシリーズ。
お花などの細かいエンボス模様がとってもきれいなシリーズです。
(サンドウィッチはデザートゴールドの他、クリアとフォレストグリーンがあります。)
画像11はサンドウィッチのカップ&ソーサー。素敵なティータイムになりそうな、優雅なイメージ。底に大きなお花模様が入っています。
画像12はディナープレート。この柄を楽しむのに一番おススメです。
ハニーゴールド・スパイシーブラウン
この2つの違いは色の濃さ・薄さではないのですが、一緒にご紹介。
どちらもあまり数が作られていない、レアなカラーでもあります。
ハニーゴールドは、その名の通りはちみつのようなカラー。アンバーとちょっと似ていますが、こちらの方が黄色ぽく、薄い色です。
画像13がハニーゴールドのアシュトレイ。この形のアシュトレイはS・M・Lの3種類あり、全部揃えて入れ子状態にして整頓できるという優れものです。
画像14あまり見つからないスパイシーブラウンの中で、見かけることの多いロータスアシュトレイです。
アボカドグリーン
フォレストグリーンのはっきりした緑色とはまた違う、落ち着いた印象のグリーン。
名前の通り、
アボカドの果皮や果肉のような、すこし鈍い色のグリーンです。
アメリカでは、1970年代の家電などでもこのカラーがよく使われていたようです。
画像15は
ソレノというシリーズのタンブラー。丸みを帯びたポコポコとした突起が個性的なお品です。
画像16は
パゴタというシリーズのタンブラー。アボカドグリーンの色と相まって、竹のふしのような少し和風な印象を持つグラスです。和室にも合いそうなシリーズです。
アクアマリン
空色のクリアガラスが美しい、アクアマリン。
ソレノシリーズやジェムストーンシリーズでよく見かける色です。
画像17は
ジェムストーンシリーズのタンブラー。
キンバリーと模様は一緒なのですが、中をのぞくとエンボスの凸凹が見られます。(キンバリーは中は平面です。)
画像18ソレノシリーズのアシュトレイ。きれいなカラーで人気があります。
レーザーブルー・スペアミント
レーザーブルーはアクアマリンよりも濃く、非常に目立つカラー。
真っ青なクリアガラスです。
近代的なインテリアにも合いそうなかっこいい色です。
スペアミントはまたまたグリーンのガラス。色はフォレストグリーンより薄いさわやかな色。
画像19はレーザーブルーのアシュトレイ。男性へのプレゼントにも喜ばれそうな色です。
画像20はスペアミントの
バッドベース。
バッド(BUD)とは、お花のつぼみという意味だそうです。可愛らしいネーミングですよね!
ファイヤーキングでは、無い?物
以上 クリアガラスの種類を簡単にご紹介させていただきましたが いかがでしたでしょうか。
ミルクガラスよりも歴史の古いクリアグラスですが、古さを感じさせない美しさがありますね。
クリアガラスの種類で注意したいのが、ブランド。
ファイヤーキングとして売られていることが多いですが、
正式にはアンカーホッキングブランドの物があります。
実は、フォレストグリーンやロイヤルルビーもそうなんです。
他にもアボカドグリーンのソレノやパゴタ、アクアマリンやハニーゴールドでも見かけるジェムストーンシリーズがそれに当たります。
予備知識として一応購入の際に確認してみるといいと思います。
ミルクガラスのシリーズ同様、色や形によっては非常にレアなシリーズもありますし、逆にリーズナブルな物もあります。
このブログに書いた、カラーや種類を参考に ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてくださいね。
次はいよいよ、オールドパイレックスの種類を何度かに分けて紹介していきたいと思います。
ファイヤーキングとはまた違った可愛らしいプリントが特徴のオールドパイレックス。
楽しみにしていてくださいね!